top of page

材木座文庫
業種
拠点
私設図書館・コミュニ ティスペース神奈川県鎌倉市
課題・依頼の背景
築98年の日本家屋を受け継ぎながら、新しいかたちで「人と本、人と人を結びつける場」として再生したい。
そのためには、古き良きものを大切にしながらも、現代的な人々に親しみやすく開かれた印象を与えるロゴが必要でした。

デザインコンセプト
材木座文庫のロゴは、開かれた古書の姿をモチーフにしています。これは、本を手に取った瞬間に広がる世界の入り口であり、人と人をつなぐ扉を象徴しています。
デザインは「和風・新しさ・シンプルさ」の調和を意識しました。線は手描きから起こすことで、古本や古民家を想起させる「寂び」の趣を表現しています。同時に、材木座の海辺の波打ち際のような曲線を重ね、場所性と心地よい揺らぎを感じられるデザインに仕上げました。
遠くから見ても「本」と分かりやすく、一方で近くで見ると余白や揺らぎのニュアンスに温かみを感じられる。そんな二重の表情を持たせることで、さまざまな用途に展開できる柔軟さと、空間の世界観を両立しました。
このロゴは、ただの図案ではなく「古きを受け継ぎながら、新しい出会いを紡ぐ場」の理念を映し出す象徴です。




bottom of page
